祈りは神と私の生涯の物語です。サムエルの祈りとサムエルの人生にはサムエルだけの事情があります。10節を見ると小さい子どもサムエルが「お話しください。しもべは聞いております」と言っています。サムエルの祈りの始まりです。この日以来、サムエルは神に数えきれないほどの祈りをささげました。そして、その祈りがサムエルだけの人生の物語となりました。サムエルが最初に祈りをしたところは神の家です。サムエルは小さい子どもなのに、暗いところで、一人で寝ていました。なぜ、こうなったのでしょうか? サムエル記第一1章を説明させて頂きます。今日の箇所で、サムエルが初めて神の声を聞いてから三つが変わりました。
1.育て親が変わる
サムエルは乳離れした時から、エリの家で暮らしました。その時はエリがお父さんの代わりでした。しかし、エリの家は祭司の家族なのに、悪い人ばかりです。ですから、今度は神がサムエルのお父さんになりました。これからは天の神が自ら、サムエルを育て、教え、導きます。今日の箇所は天の神がサムエルのお父さんになった最初の日です。そのわけで、父なる神が始めてサムエルの名前を呼びました。サムエルも父なる神の声を聞いたのが初めてなので、エリが呼んでいると勘違いして、エリが寝どころに三回も行きました。この日以来、サムエルは生涯ずっと、天の父なる神の声を聞いて全部従いました。
2.世代が代わる
エリは祭司です。祭司は神の声を聞いてイスラエルの民に伝える人です。祭司はまた、民の声を聞いて神に祈る人です。しかし、これ以上、エリは祭司ではありません。2節を見ると「彼の目はかすんできて、見えなくなって」いました。老人になったので自然に見えなくなったことをわざわざ記録する必要はありません。エリはこれ以上、神の幻が見えなくなったことを象徴的に言っています。ちなみに、来週はヤコブと祈りですが、ヤコブも最後は目がまったく見えませんでしたが、それでも、逆に霊的には目が開かれて孫たちのために預言の祈りをしました。エリは神の声も聞こえないし、民の声も聴きません。祭司ですが、神の御心を民に伝えることができません。
「彼の目はかすんできて、見えなくなっている」証拠が今日の箇所です。神がサムエルを三回も呼びました。神がサムエルを呼んでいることを早めに気づくはずのエリは三回になるまで気づいていません。本来であるなら、サムエルではなく、神はエリを呼ぶはずです。エリが祭司なので。しかし、神はエリを呼んでいません。そして、神がサムエルを呼んでいることを三回になるまで悟っていません。神の声に敏感に反応する祭司であるなら、毎日神の親しく接するのであるなら、1回目で反応します。少なくとも2回目は気づくはずです。3回目は相当遅いです。神の御声に反応するスピードが2回目と3回目はずいぶん違います。3回目でやっと反応することは霊的な感覚が相当鈍くなっていることです。エリはこれ以上神の祭司の役割を果たせないことが明らかになった証拠です。この日以来エリは神の声を直接聞くことはなくて、サムエルを通して聞くことになりました。
サムエルがエリに代わって祭司の役割をすることになりました。エリの二人の息子は堕落していたので、彼らの世代は飛んで、子どものサムエルが次の世代を担うことになりました。エリの世代からサムエルの世代に変わりました。神の導きで次の世代にバトンタッチしました。
3.時代が代わる
サムエルが祭司の役割を始めた時はまだ士師の時代です。サムエルは最後の士師と言えます。サムエルが士師としてイスラエルを治めましたが、途中イスラエル民が王を求めました。サムエルの子どもたちが模範をしめさなかったからです。偉大なサムエルでさえ、次世代へのバトンタッチが出来ませんでした。
そのわけで、イスラエル民は士師ではなく、他の国々のように王様を求めました。サムエルは民の声を聞いて、民の不信仰を叱りましたが、それでも頑固だったので、神に祈りました。イスラエル民は天の神を王として認めず、人間の王を求めました。そのわけで、サウル、ダビデが王となりました。士師の時代から王様の時代に、時代が大きく変わりました。サムエルは士師の時代から王様の時代に、一つの時代が大きく代わる中、一番大事な働きをした人です。
それでは、民の祈りによって士師の時代から王様の時代に、時代を代えたのでしょうか? 神のお許しによって時代が代わったのでしょうか? 人間が時代を代えたのか、神が代えたのか、時代が自然に代わったのか?
さて、私達が現在、生きている時代も大きく代わろうとしています。現代から、AI時代になりましたが、これから何時代になるのでしょうか? 人間である私達がAI時代に、時代を代えたのでしょうか? 神の導きによってAI時代に代わったのでしょうか?
時代が大きく代わることは本物だけが生き残ることを意味します。エリが本物ではなかったので、サムエルの世代に代わりました。エリの子ども達が本物ではなかったので、飛んで、サムエルの時代となりました。サムエルの子ども達が本物ではなかったので、士師時代から王様時代に代わりました。
現在はAI時代ですが、AI時代は本物だけが生き残る時代です。偽りの情報は全部ゴミ箱に捨てられ、本物だけが尊い価値あるものとなる時代です。その意味でキリスト教も本物であることを証明しないといけない時代となりました。AI時代こそ、イエス・キリストが本物であることが明らかになる時代です。イエス様はいろいろのことを通して福音が本物であることを証明なさるでしょう。 問題はイエス様を信じている私達は本物なのかと言う疑問が残りました。私達の信仰が本物であることを証明しないといけない時代となりましたが、私達はこれから何を、どうするのでしょうか? 神がAI時代に代えたのであるなら、主が私達を通して、イエス様が本物、私たちの信仰も本物であることを明らかにしてくださるでしょう。
